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NVMe Gen3 vs Gen4 動画編集での差【実測比較】

NVMe SSD Gen3とGen4の読み書き速度差が動画編集のキャッシュ処理・書き出しにどう影響するか解説。

更新: 2026/2/257分で読める

NVMe Gen3(最大3,500MB/s)とGen4(最大7,000MB/s)のカタログスペックは倍違うが、動画編集で体感できるかどうかは扱う素材の解像度と作業内容による。1080p編集ではほぼ差がなく、4K 60fps RAW素材の直接読み込みでは差が出やすい。新規PC購入時はGen4対応マザーが標準になっているため、コスト差が小さければGen4を選ぶのが無難。

NVMe Gen3とGen4の速度差が出る場面

SSD: 読み書き速度とPremiereのキャッシュ処理

Premiere Proはメディアキャッシュの読み書き・素材の読み込み・書き出しファイルの書き込みを頻繁に行う。これらの処理でSSDの読み書き速度が関係する。

ただし、多くの動画編集作業では実際のアクセスはバースト的(瞬間的な高速アクセスが間欠的に発生)であり、SSDが最大速度を維持し続ける必要があるわけではない。Gen3とGen4の差が顕在化するのは、継続的な大量データの読み書きが必要な場面に限られる。

SSD: 4K素材の読み込み帯域

4K 60fps H.264素材は100〜150Mbps(約12〜18MB/s)、4K 60fps HEVCは50〜100Mbps(6〜12MB/s)程度の読み込み帯域が必要。これはNVMe Gen3のカタログ速度(3,500MB/s)の0.3〜0.5%程度に過ぎず、素材読み込み単体ではGen3とGen4の差は出ない。

帯域が問題になるのは、4K RAWまたはCinemaDNGなど非圧縮・低圧縮の素材で複数カメラを同時再生する場合。この場合は数百MB/sの読み込みが必要になり、Gen3でも対応できるが、Gen4のほうが余裕がある。

SSD: 書き出し先の書き込み速度

書き出し時のボトルネックになりやすいのは「GPUエンコード速度」よりも「書き出し先のSSD書き込み速度」になるケースがある。特に4K高ビットレートの書き出し(200Mbps以上)ではSSDの書き込み速度が追いつかないことがある。この局面ではGen4の書き込み速度(最大6,000MB/s)がGen3(最大3,000MB/s)より有利になる。

比較・評価

比較項目NVMe Gen3NVMe Gen4
最大読み込み速度3,500MB/s7,000MB/s
最大書き込み速度3,000MB/s6,000MB/s
1080p 30fps編集◎ 差なし
1080p 60fps編集◎ 差なし
4K 30fps H.264 / HEVC編集◎ 問題なし
4K 60fps RAW素材の直接編集○ 多数カメラは厳しい◎ より安定
Premiereキャッシュ書き込み◎ 十分速い
高ビットレート書き出し(200Mbps以上)◎ より余裕
価格(1TB目安)8,000〜12,000円10,000〜18,000円

実際に差が出る場面

Gen4の優位性が体感できる:

  • 4K RAW・Cinema DNG素材の多カメラ同時再生
  • 4K 60fps ProRes素材の直接編集
  • 大容量プロジェクトのバックアップ・転送
  • 高ビットレート(200Mbps以上)の書き出し

Gen3で十分な場面(多くの一般的な用途):

  • H.264 / HEVC素材(YouTube撮影・一眼カメラ映像)の編集
  • 1080p〜4K 30fps 単カメラ編集
  • YouTube・SNS向け書き出し
  • キャッシュの読み書き

コストパフォーマンスの考え方

2026年現在、NVMe Gen4 SSD 1TBの価格はGen3と比べて20〜50%高い。この価格差が体感の改善に見合うかどうかは用途次第。

状況Gen4への移行推奨度
新規PCに搭載する場合◎ 将来性も含めてGen4を推奨
既存PCのSSDを交換する場合○ Gen4対応マザーなら選ぶ価値あり
1080p〜4K 30fps編集のみ△ Gen3で十分。コスト優先ならGen3を選ぶ
4K RAW・大容量素材を扱う◎ Gen4のメリットが出る

判断基準

状況推奨
1080p〜4K 30fps 編集メインGen3で十分。コストをRAMやGPUに回すほうが効果的
4K 60fps・RAW素材を直接編集するGen4の速度差が体感できる。投資する価値がある
新規PCを購入する時マザーボードがGen4対応なら追加コストが少ないのでGen4を選択
SSD容量が足りない(追加購入の場合)まず容量を優先。Gen3でも容量を増やすほうが作業快適さに直結しやすい

キャッシュの保存先設定はスクラッチディスク・キャッシュ設定ガイドで確認できる。プロキシ素材の保存先としてSSDを活用する方法はプロキシ編集の完全ガイドを参照。

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