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Premiere Pro キャッシュ削除の手順|重い・フリーズを今すぐ解消する方法

Premiere Proが重い・突然フリーズする原因の多くはキャッシュ肥大。編集データを消さずに安全にキャッシュを削除する手順と、再発防止の自動削除設定を解説。

更新: 2026/4/76分で読める

Premiere Proが突然重くなった・フリーズが増えた場合、メディアキャッシュの肥大が原因であることが多い。キャッシュを削除しても編集データ(プロジェクトファイル・素材)は消えない。この記事では安全にキャッシュをクリアする手順と、再発防止の設定を解説する。

キャッシュ肥大がPremiere Proを重くする原因

SSD: キャッシュがシステムドライブを圧迫する

Premiere Proはメディアを読み込むたびにキャッシュファイルを生成する。デフォルト保存先はCドライブであり、長期運用で10〜50GBに達することがある。CドライブのSSDの空き容量が15〜20%を下回ると、Windows自体の動作が不安定になりPremiereのフリーズや速度低下を引き起こす。

設定: キャッシュファイルが破損している

クラッシュや強制終了が起きた場合、書き込み中のキャッシュが破損した状態で残ることがある。破損したキャッシュが読み込まれるとPremiereが応答しなくなる原因になる。症状が「特定のプロジェクトを開くとフリーズする」場合はキャッシュ破損を疑う。

設定: コンフォームキャッシュの肥大

オーディオのコンフォームキャッシュ(.cfa形式)は、音声素材を読み込むたびに生成される。映像のキャッシュより目立ちにくいが、大量の音声素材を扱うプロジェクトでは数GBに達することがある。コンフォームキャッシュが肥大すると、プロジェクトを開くたびにオーディオの「コンフォーム中」が長引く原因になる。

解決手順

1. メディアキャッシュを削除する

編集 → 環境設定 → メディアキャッシュ を開く。

Premiere Pro環境設定のメディアキャッシュ画面。削除ボタンと自動削除設定が確認できる

「メディアキャッシュファイルを削除」ボタンをクリックすると選択肢が2つ表示される。

メディアキャッシュファイルを削除ダイアログ。未使用のみ削除とすべて削除の2択

  • 「未使用のメディアキャッシュファイルを削除」: 現在開いているプロジェクトで参照されているキャッシュは残し、使われていないファイルだけ削除する。通常の定期クリアはこちらで十分。
  • 「すべてのメディアキャッシュファイルを削除」: 全キャッシュを削除する。フリーズやクラッシュが頻発している場合はこちらを選択する。次回起動時にプレビューの再生成が行われるため、初回は動作が重くなるが正常な動作。

2. キャッシュ保存先のフォルダを直接削除する(完全クリア)

環境設定では管理されていない古いキャッシュが残る場合がある。以下のパスを開き、フォルダごと削除しても安全。

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Adobe\Common\

Media Cache フォルダと Media Cache Files フォルダが対象。Premiere を終了した状態で行うこと。

3. Premiere を再起動して確認する

削除後は必ずPremiereを再起動する。起動直後は素材のキャッシュ再生成が走るため、プレビューが遅くなることがある。これは数分〜数十分で完了し、以降は正常速度に戻る。

定期クリアの設定(再発防止)

キャッシュが肥大する前に自動で削除する設定が可能。

編集 → 環境設定 → メディアキャッシュ を開き、「キャッシュを自動的に削除する」にチェックを入れる。設定値の目安:

設定推奨値備考
キャッシュの最大サイズ20〜50GBSSD空き容量の10〜20%を目安
経過日数で削除30〜60日古いプロジェクトのキャッシュを自動削除

どちらか一方を設定しておけば肥大は防げる。両方設定した場合は先に達した条件で削除が走る。

判断基準

状況推奨アクション
最近急に重くなった未使用キャッシュを削除してから様子を見る
特定プロジェクトを開くとフリーズするすべてのキャッシュを削除してPremiereを再起動
CドライブのSSD残量が20GB以下キャッシュ保存先を別ドライブに変更する(手順はこちら
削除後も改善しないキャッシュ以外の原因を確認。設定・スペックの問題をこちらで確認

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Fuuchan

この記事を書いた人

Fuuchan

動画編集の快適化を追求するブログ運営者。Premiere Proの設定・環境最適化・PC選びを実体験をもとに発信しています。