Premiere Proの書き出しが遅い場合、原因はほぼ「ハードウェアエンコードが無効」「ビットレート設定が高すぎる」「SSDの書き込み先が遅い」のどれかです。この記事では設定だけで書き出し速度を2〜5倍改善する手順を解説します。
原因の構造分解
- GPU: ハードウェアエンコードが無効のままソフトウェアエンコードしている(最大の原因)
- SSD: 書き出し先がHDDまたは低速外付けドライブ
- ビットレート: VBR 2パスを選択していて無駄に時間がかかっている
- シーケンス設定: 書き出し解像度とシーケンス解像度が不一致でリスケール処理が発生
解決手順
- ハードウェアエンコードを有効にする — 書き出しダイアログ → ビデオ → エンコード設定 → 「ハードウェアエンコーディングを使用」にチェック
- 書き出し先を NVMe SSD に変更する — 出力先ドライブの読み書き速度が 500MB/s 以上あることを確認
- VBR 2パスを 1パスに変更する — 品質をほぼ落とさず書き出し時間を半減できる
- シーケンス設定を素材に合わせる — ファイル → シーケンス設定 → フレームサイズ・フレームレートを素材と一致させる
- Media Encoder を使う — バックグラウンド書き出しで次の作業と並行できる
判断基準
| 状況 | 対処 |
|---|---|
| GPU が RTX 3060 以上 | ハードウェアエンコード有効化だけで大幅改善 |
| GPU が GTX 1060 以下 | ハードウェアエンコード効果が低い。CPU エンコードの最適化を優先 |
| SSD 使用・設定済み | 書き出し時間がまだ長い場合は素材の解像度・ビットレートを見直す |
| 4K 60fps の書き出しが遅い | RTX 4070 以上への GPU アップグレードを検討 |
