Premiere ProはデフォルトでGPUを使わないケースがあります。GPUアクセラレーションを正しく設定するだけで、エフェクト処理速度が2〜8倍、書き出し速度が1.5〜3倍向上します。RTX 3060以上であれば今日から設定変更だけで効果が出ます。
原因の構造分解
- レンダラー設定: プロジェクト設定でソフトウェアレンダリングが選択されている
- ドライバー未更新: 古いGPUドライバーではCUDA/NVEncが正しく動作しない
- VRAM不足: 4K + 複数エフェクトでVRAMが枯渇すると CPU に処理が落ちる
- GPU非対応設定: H.265(HEVC)などのコーデックでハードウェアエンコードが未有効
解決手順
- レンダラーを GPU アクセラレーションに変更する — ファイル → プロジェクト設定 → 一般 → ビデオレンダリングおよび再生 → 「GPU アクセラレーション(CUDA)」を選択(NVIDIA の場合)
- GPU ドライバーを最新版に更新する — NVIDIA の場合は GeForce Experience または公式サイトから更新
- ハードウェアエンコードを有効にする — 書き出しダイアログ → ビデオ → 「ハードウェアエンコーディングを使用」にチェック
- GPU を Premiere に認識させる(未認識の場合) —
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Adobe\Premiere Pro\[バージョン]\のcuda_supported_cards.txtに GPU モデルを追記
判断基準
| GPU | 効果 |
|---|---|
| RTX 4070 以上 | 4K 60fps エフェクト処理・HEVC 書き出しまで高速 |
| RTX 4060 / RTX 3060 | 1080p〜4K 30fps での書き出し高速化に有効 |
| GTX 1060 / 1070 | CUDA アクセラレーションは有効だが効果は限定的 |
| GTX 1050 以下 | GPU アクセラレーションの恩恵が少ない。CPU 依存になる |
