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LumetriカラーがPremiere Proを重くする場合の確認と対処法

Lumetriカラーエフェクトが多数あると再生が重くなる原因と、GPUレンダリング確認・エフェクト無効化・プロキシで改善する手順を解説。

更新: 2026/2/255分で読める

Lumetriカラーを多用したタイムラインで再生がカクつく場合、原因はGPUエフェクト処理の負荷集中です。GPUアクセラレーションが有効かどうかを最初に確認し、次にエフェクトの一時無効化でLumetriが原因かを切り分けてください。カラーグレーディング作業を編集後半に集約するフローに変えるだけで、再生パフォーマンスが大きく改善する場合があります。

原因の構造分解

GPU処理負荷の集中

LumetriカラーはGPUを使ってリアルタイムに色変換を行います。クリップ1本あたりの処理は軽くても、タイムライン上に多数のクリップが並んでいる場合、GPU処理が積み重なり再生が追いつかなくなります。特に4K以上の解像度では、1フレームあたりのピクセル数が多いため負荷が顕著に高まります。

GPUアクセラレーションが無効になっているケース

Premiere Proのレンダラー設定がソフトウェアレンダリング(CPU処理)になっていると、LumetriカラーはGPUを使えずCPUのみで処理されます。この状態では処理速度が大幅に低下します。設定変更後は再起動するまで反映されないことがあるため、変更後に再起動して動作を確認してください。

Lumetriスコープの表示による負荷

Lumetriスコープパネルを開いたまま再生すると、波形・ベクトルスコープのリアルタイム計算が加わり、再生負荷が増加します。スコープを閉じるか、再生中は非表示にするだけで改善する場合があります。

調整レイヤーへのLumetri集約による問題

調整レイヤーにLumetriカラーを適用すると、その調整レイヤーが重なるすべてのクリップに対して処理が走ります。範囲が広いほど処理量は増えます。

解決手順

  1. GPUアクセラレーションを確認する — ファイル → プロジェクト設定 → 一般 → レンダラー。「Mercury Playback Engine GPU アクセラレーション(CUDA)」または「(OpenCL)」が選択されていることを確認。「ソフトウェアのみ」になっている場合はGPUアクセラレーションに変更してPremiere Proを再起動する。

  2. Lumetriカラーが原因か切り分ける — タイムライン上の任意のクリップを選択し、エフェクトコントロールパネルでLumetriカラーの左にある「fx」ボタンをクリックしてオフにする。再生して改善するかを確認する。改善する場合、Lumetriカラーが原因。

  3. Lumetriスコープを閉じる — ウィンドウ → Lumetriスコープのチェックを外してパネルを閉じる。再生中だけでも閉じることで負荷が下がる場合がある。

  4. プレビュー解像度を下げて作業する — プログラムモニター右下のドロップダウン → 1/2 または 1/4 に設定。カラーグレーディング中は1/2が視認性と負荷のバランスとして適切。

  5. カラーグレーディング前にプロキシを使う — 編集中はプロキシ素材を使い、カラーグレーディング作業のみフルレゾリューションで行う運用が有効。プロキシの設定は、クリップを右クリック → プロキシ → プロキシを作成。

  6. プレビューファイルをレンダリングする — Lumetriを適用したクリップにカラーバーが出ている区間を選択し、シーケンス → イン点からアウト点をレンダリング(Enterキー)。レンダリング済み区間はグリーンバーになり、次回以降はプレビューファイルを参照するため再生が軽くなる。

判断基準

条件推奨アクション
GPUアクセラレーションがソフトウェアのみレンダラーを変更して再起動。これで改善する可能性が高い
GPU設定は正常、Lumetri無効化で改善プレビューレンダリングかプロキシ運用で対処
RTX 3060以下のGPUで4K Lumetri多用GPU不足の可能性。RTX 4070以上への変更を検討
GPU設定・Lumetri無効化でも改善しないRAM不足かSSD速度不足。別の原因を調査
スコープを閉じて改善作業時はスコープを必要な時だけ開く運用に変更

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