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ProResコーデック変換動作改善premiere

素材をProResに変換してからPremiere Proで編集する方法

H.264/HEVCなど扱いにくいコーデックの素材をProRes 422に変換してから編集することで、再生・スクラブ・書き出しを改善する手順を解説。

更新: 2026/2/255分で読める

H.264やHEVCで記録された素材をそのまま編集すると、スクラブのたびに重い処理が走る。ProRes 422への変換は、その根本的な解決策の一つだ。変換後はファイルサイズが増えるが、編集中の再生・スクラブがスムーズになり、レンダリング待ちが大幅に減る可能性がある。特に大量のカットやカラーグレーディングを行うプロジェクトで効果が出やすい。

原因の構造分解

  • H.264・HEVCの構造問題: 長GOP圧縮コーデックは1フレームの表示に前後フレームの参照が必要で、スクラブ時のデコード負荷が高い
  • ProResの特性: 全Iフレーム構造のためランダムアクセスに強く、任意のフレームを即座に展開できる
  • ハードウェアデコードの限界: GPUのハードウェアデコードがあっても、高ビットレートの4K H.265は処理が追いつかない場合がある
  • プロキシとの違い: プロキシは解像度を下げて軽くするが、ProRes変換はフルサイズのまま編集性を改善する

解決手順

Windowsの場合(Adobe Media Encoderを使用)

  1. Adobe Media Encoderを起動(Premiere Proから送る場合は不要)
  2. 変換したい素材ファイルをMedia Encoderにドラッグ&ドロップ
  3. 形式を「QuickTime」に設定
  4. プリセットから「Apple ProRes 422」を選択
    • 高品質が必要な場合は「Apple ProRes 422 HQ」
    • ストレージを節約したい場合は「Apple ProRes 422 LT」
  5. 出力先を容量に余裕のあるSSDに設定
  6. 「キューを開始」で変換実行

注意: Windows版のAdobe Media EncoderはProRes書き出しに対応しているが、ProResはApple開発のコーデックのためWindows上での再生に別途ソフトが必要な場合がある。

DaVinci Resolveを使用する方法(無料版可)

  1. DaVinci Resolveを起動し、素材をメディアプールに追加
  2. 素材を右クリック →「クリップを変換」または「メディア管理」
  3. 出力コーデックで「Apple ProRes 422」を選択
  4. 変換先フォルダを指定して実行

Macの場合(Compressorが最速)

  1. Apple Compressorで素材を開く
  2. 設定から「ProRes 422」を選択
  3. 出力先を指定して「開始」

Premiere Pro内でProRes変換する方法

  1. タイムラインを選択した状態でファイル → 書き出し → メディア
  2. 形式:「QuickTime」、プリセット:「Apple ProRes 422」
  3. ソースの範囲を「シーケンス全体」に設定して書き出し
  4. 書き出したProResファイルを新しいプロジェクトで素材として使用

判断基準

状況推奨アクション
4K H.265素材でスクラブが重い・ほぼ止まるProRes変換またはプロキシ編集を検討
カットだけの粗編ならスクラブが耐えられるプロキシで十分(変換コスト不要)
カラグレ・エフェクトを多用するProRes変換のほうが品質・速度ともに有利
SSDの空き容量が少ないプロキシを選択(ProResは元素材の3〜5倍サイズ)
Macで編集するProResが最も親和性が高い
Windowsで完結させたいDNxHR(MXF形式)がProRes代替として有効

ProRes変換時のファイルサイズ目安

元素材ProRes 422変換後の目安
4K H.264(100Mbps・1分)約3〜5GB
4K H.265(60Mbps・1分)約3〜5GB
1080p H.264(50Mbps・1分)約700MB〜1.2GB

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